良い羽毛ふとんの条件
この3つの組み合わせで品質(グレード)が決まります。
東京西川の羽毛ふとんは厳しい基準をクリアした確かな品質と信頼で羽毛ふとんをお届けします。
Point1詰め物羽毛「良い羽毛」=「ダウンの品質が優れていること」
羽毛ふとんの詰めものには「グース」と「ダック」の羽毛が使われています。
一般的に「ダック」より「グース」の方が大型でダウンのひとつひとつが大きく空気をたっぷり含みます。
さらに1年以上飼育された「マザーグース」の羽毛はさらに大きく保温性に優れています。
羽毛ふとんには「ダウン」と「スモールフェザー」が主に使われます。
良い羽毛を自分の目で選ぶ
良い羽毛を手に入れるために担当者がポーランドなどの産地に足を運び、自らの目で実際に品質を見極めて羽毛の買い付けを行っています。
40年以上もの付き合いになる生産農家やパートナーもおり、こうした信頼関係が高品質な羽毛ふとんに
つながっています。
東京西川の羽毛はココが違う!
本当の羽毛の良さを最大限に引出すために、業界水準を上回る厳しい「西川基準」を設定しています。
海外から輸入された原毛は、油脂や土砂などの汚れが付着しています。
汚れた原毛を、キレイに、よりふっくらと蘇らせるために西川は独自の工程と品質検査で厳しく品質基準を管理しています。
表示以上に入っています ~ごまかしのない、誠実なものづくりを追求した西川基準~
実は業界基準では-2%までの許容範囲があります。
ダウン90%と表示されたものは、実際には-2%のダウン88%であれば基準を満たしています。
羽毛が天然素材であるためや、輸送中の目減りなどを考慮して、許容範囲が認められているのです。
西川では羽毛が混率表示(%)どおり間違いなく入っているように、独自の厳しい基準を設けています。
表示より必ずダウンが多く入っている設定です。
Point2側生地
羽毛は、針穴のような小さな穴からでも飛び出してしまいます。
このため羽毛ふとんには羽毛の吹き出しを防ぐために高密度に製織された生地に羽毛吹き出し防止加工(ダウンプルーフ加工)の施されたものが用いられます。
側生地には羽毛の特性にあったソフトなタッチが求められてますので、高級綿花を素材にした極細超長錦糸で織られたものならドレープ性などにおいて申し分ありません。
Point3キルティング
羽毛ふとんのキルティングは、羽毛の片寄りを抑え、羽毛ふとんが空気層を作るのを助け、さらにフィット性を高めるなど大切な役割を果たします。
キルトにはヨーロッパキルトと立体キルトの2種類があり、ヨーロッパキルトは表地と裏地を直接縫い付けたキルトで、主に薄手の羽毛ふとんに使用されます。
立体キルトは特殊なキルティングテープを使って、ひとつひとつ独立したボックス型の「羽毛の個室」をつくり、そこに羽毛を均一に詰めるため、風合い、保温性ともに優れています。
羽毛ふとんQ&A
Q.羽毛ふとんを選ぶ時のポイントは?
A.3つのポイント「羽毛」「側生地」「キルティング(縫製)」
(1)羽毛:詰めものは、ダック < グース < マザーグース の順で品質が良くなります。
(2)側生地:羽毛が吹き出ないよう高密度に織られており、同時にしなやかでドレープ性に富む生地ほどフィット性が高くなります。
(3)キルティング(縫製):長く使っても羽毛がマス目からマス目に移動しないキルティングをおすすめします。
Q.羽毛は産地によって暖かさや品質が違ってくるのですか?
A.ポーランド、ハンガリー、ロシアなどが良質なダウンが採れる産地として有名です。
ただ羽毛は、磨き上げることで、保温性・耐久性に優れた羽毛に仕上げることができます。
Q.羽毛ふとんは、他のふとんに比べてどんな特徴があるのですか?
A.掛けふとんは、詰めものの素材によって特性が異なります。
特に羽毛ふとんは、綿わたのふとん、ポリエステルわたのふとんなどに比べて、保温性・放湿性・かさ高性・ドレープ性に優れています。
また、羽毛自体が軽いため取り扱いがしやすく、耐久性も高いことが特徴です。
掛けふとんに必要とされる特性を兼ね備えているのが、まさに羽毛ふとんです。
Q.「良い羽毛」とは、どのようなものですか?
A.一言で言えば、ダウン(主に水鳥の胸部に生えるタンポポのわた毛状の羽毛)の品質が優れているものです。
ダウンボールの中心から放射状に出ている羽枝が密生し、ダウンボールの大きい羽毛が良いとされています。
良質のダウンボールは空気をたくさん含むので、かさ高性が良く、暖かい羽毛ふとんになります。
Q.羽毛が飛び出した時の対処法は?
A.羽毛には、精製時に小羽枝が切られたものなどが付着している場合があります。
この小羽枝が羽毛ふとんをご使用中に羽毛から離れ、高密度に織られた生地の間から吹き出してくることがあります。
これは羽毛の性質上ある程度は止むを得ないものです。
また、スモールフェザーの中には鋭角的な羽軸のものもあるため、それが生地やミシン目に突き刺さって出てくることがあります。
フェザーが出かかっている場合は、生地をつまんでフェザーをがわ生地の中に入れるよう裏地から引っ張り込んでください。
跡にできた小さな穴は、爪先や指先でこすってつぶしてください。
Q.羽毛の臭いが気になる時の対処法は?
A.購入したばかりの羽毛ふとんは、羽毛が天然のものであるため、多少羽毛特有の臭いがすることがあります。
また、羽毛ふとん専用バッグや生地の加工による臭いが残っている場合もありますし、湿度の高い時期には羽毛の臭いが発生することがあります。
臭いが気になる場合は、干したり使用しているうちに自然に消えます。
Q.長く使うとダニなどの心配はありませんか?
A.ダニは湿気の多いところを好みます。
ふとんを時々日に干し、使わない時は湿気の少ないところに保管してください。
ふとん乾燥機で乾燥させることも出来ます。
Q.クリーニングに出すとき注意することは?
A.一般的に羽毛ふとんは、ボリュームがあるため、ご家庭の洗濯機で洗うことは困難です。
羽毛はデリケートな素材のため、信頼のおける羽毛ふとんの丸洗い専門工場やメーカー等によるリフォーム(お仕立て直し)というお手入れ方法があります。
購入店舗や商品を扱っているお店にご相談下さい。
Q.羽毛のかさが減ってきて、暖かくなくなってきたと感じたら?
A.羽毛は長く使っているうちにダウンの毛先が折れたり、切れたりするため、かさが減っていきます。
かさが減ると保温性も損なわれていくため、買い替えをおすすめします。
また、長く使うと生地も傷んできますので、生地が破れたり、切れてきた場合は、リフォームや買い替えをおすすめします。
Q.羽毛ふとんの耐用年数はどのくらいですか?
A.ご使用されている環境や条件にもよりますが、約10年が目安となります。